暮らしのたより

屋根・外壁工事

耐用年数15年・長寿命ならフッ素塗料

外壁や屋根に使用する塗料は、時間の経過とともに劣化が進み、ヒビや亀裂、錆、カビが発生し、これらを放置しておくと建物全体の寿命を縮めて、外観を著しく悪化させてしまいため、わが家をきちんと守る最適な塗料を選ぶ必要があります。
塗料の最大の役割は、建物を風や雨、紫外線などの自然条件から守ること。そのため 、塗料の耐久性は重要な品質といえます。現在、住宅の塗り替えで使用される塗料は、 大きく分けて、アクリル、ウレタン、シリコン及びフッ素塗料の4種類があります。

その中でもフッ素塗料は、耐用年数が15〜20年と最も長く、主成分のフッ素樹脂は 、安定性が高く、樹脂を形成する分子の結びつきが強いことで耐用年数が長い理由でもあります。そのほか耐熱性、耐寒性に加えて、低摩耗性、不燃性など数多くの優れた機能があります。しかし、塗料を選ぶ際の大きなポイントは、耐久年数と価格でもあり、耐用年数が長いものが良いと一概にはいえないのが価格の点でもあります。

フッ素塗料の工事価格は、2番目に耐久性の高いシリコン塗料に比べ1〜3割高となっています。従って、もし5年で住まいの建て替えを予定しているののであれば使用する必要はありませんが、長く住み続ける住まいであれば、耐用年数の長いフッ素塗料を採用することが、トータル的にはライフサイクルのコストは低く抑えることができます。
そのため塗料を選ぶ際には、予算と状況に応じて適切な塗料を選ぶことが重要です。