暮らしのたより

屋根・外装工事

雨漏り対策は早目の診断と修繕がカギ!

梅雨の季節に多い、住まいのトラブルのひとつに雨漏りがあります。天井のシミやカビの臭いが気になったら、雨漏りを疑ってみて下さい。雨漏りというと、ぽたぽたと天井から水が落ちてきて、天井や壁にシミができるイメージですが、厄介なのは気がつきにくい雨漏りです。屋根裏などから水のしたたる音がしたり、雨のあと室内がカビ臭くなるのも雨漏りが起きているサインです。原因はさまざま。強風や豪雨でずれた瓦屋根や、屋根の「棟」、屋根同士が交わる「谷」と呼ばれる部分も、雨漏りが発生しやすい場所です。また、雨どいや外壁、窓廻り、ベランダの破損や劣化など原因となる場合もあります。

さまざまな原因で発生する雨漏りを、素人が見つけるのは困難です。時には複雑な経路をたどって室内に現れるため、必ずしも雨漏りが発生している場所の真上が原因箇所とは限りません。また、複数の場所で同時に発生していることもあるので、診断は必ずプロにまかせましょう。信頼できる業者を見つけ、しっかりと診断してもらうことが重要です。雨漏りの診断にはいくつかの方法があります。一般的なのは「散水調査」といわれるもので、住まいの外からホースで水をかけ、どこで雨漏りが起きているのか目視で調べる方法です。また、専用のカメラで壁や天井を撮影し色の変化を見ることで、雨漏りの発生箇所を特定する「赤外線診断」という診断もあります。雨漏りは建物の内部を湿らせ、放っておくと住まいに深刻なダメージを与えます。劣化を早めることもあるので、気になる症状を見つたら早目の診断と修繕を行いましょう。