暮らしのたより

内装リフォーム

危険な階段事故を防ぐために!

高齢者の家庭内事故の多くは、階段での転落や廊下での転倒が原因で発生しています。65歳以上の高齢者事故の、実に8割近くが住宅内で発生しています。

その中でも、「階段」での転落、転倒によるケガが最も多く、特に、75歳以上では骨折するケースも増え、治療後の後遺症や寝たきりの原因にもなっております。従って、転落の危険を避けるため、高齢者の生活空間を1階にする家庭が多いのが実情ですが、住宅の日当たりや周辺の環境によっては、2階の方が快適な生活ができる場合もあり、その際は、階段の昇り降りの不安を解消し、出来るだけ安全に移動できるように配慮することが大切です。

このため、階段の安全対策で最も手軽で一般的な方法としては、階段のステップ先端に滑り止め材を付けることと、手すりの取り付けです。さらに、夜間、薄暗い中でも階段の段差が分るよう、消灯や停電時に一時的に光る階段照明灯を設置することにより、視力の弱い高齢者への安全対策にもなります。これから先の将来に備えて、階段事故をなくし、健康で快適な日常生活を送るために「元気なうちに安全なリフォーム」をしておくことが必要です。