暮らしのたより

住まい全般

改築はリフォーム前より強い住まい造りが基本!

改築は、リフォームすることで弱くならない家造りを第一に考えることが大切です。木造の家なら、柱はなるべく取らないこと。一階から二階まで貫いている柱を「通し柱」と呼び、家そのものを支える柱でもあるため、絶対に取ってはいけません。
また、一階、二階をそれぞれを支えている「管柱」も同様です。長い間、家を支えてきた柱を一つでも抜くと、家全体のバランスが崩れてしまため、なるべく避けたほうがよいでしょう。もし、柱や梁などが傷んでいる場合は、丈夫なものに取り替えて補強します。 日本では、掃き出し窓や二間続きの開放的な空間を好みますが、ともすると弱くなりがちです。
このため、掃き出し窓にするなら間仕切り壁を増やし、ニ間続きにするなら腰壁にするなど、弱くしない工夫が必要です。また、大きな窓がたくさんあって風通しのいい家は気持ちのよいものですが、開放的な家と同様、強い家とはいえません。そこで、窓を小さくしたり、塞いで数を少なくしたりすることで、頑丈で地震に強い家にリフォームすることができます。