職人さんが施工したお客様の現場からの報告

耐震リフォーム

耐震診断と補強工事/若宮 U様邸

こちらのお住まいは、築後30年、建坪28坪の木造モルタル2階建て住宅で、今から10数年前に増築した直後から雨漏りが続いていたため、約2年程前 に、古くなった屋根瓦を全て撤去し、再度新しい屋根瓦に葺き替えを終えた とのことでした。
しかし、工事の段階では、「屋根瓦の重量による建物への負担」という耐震性の認識がなかったため、今振り返ると、屋根を葺き替える前に「軽い屋根」 を前提とした耐震診断をしておくことが必要であったと、悔やんでおられる様子でした。
このため、今回、建物全体にわたる耐震診断のご依頼をいただき、住まいの内外部を詳しく調査・診断したところ、建物の総合評点は4段階のランクの最も低いレベル、「倒壊する可能性が高い」との判定結果となりました。
そこで、この総合評点を安全レベルまで向上させるための「補強設計提案」に従い、今回は「柱引き抜け防止金物の取付」と「内壁の補強」工事を実施したことに より、総合評点の上から2段階のランク、「一応倒壊しない」のレベルまで耐震性が改善されました。
これからはご家族全員がより快適で安心した生活を送られることと思われます。