内装リフォーム　浴室改修と土台・柱の腐食　田尻　I様邸貸家

築約40年。木造モルタル2階建ての貸家で、5年程前に入居されたご家族の生活が始まって間もなく、以前から建物の耐震に強い関心をもたれているオーナー様のご依頼で、阪神淡路大震災クラスに耐えられる耐震リフォームを私共にて既に完了しておりました。しかし、その際、構造上の問題もあり、浴室だけは何も手を付けられず、オーナー様は浴室の湿気による、柱や土台の腐食への不安を持たれておられました。そこで、今回は、既存の浴室の天井、壁、床を全て解体撤去してユニットバスを設置し、もし、柱や土台が腐食しておれば取替えて、同時に耐震補強するという結論に至りました。
そして、解体開始直後、オーナー様が予想していた通り、柱も土台も長い年月の経過により腐食していて、部分的ではありますが朽ち果てておりました。このため、腐食している柱の根元と土台の一部を切断の上、新しい柱と土台で根継ぎを行い、更に腐食防止のため、浴室内の全ての柱や土台に防腐剤を塗ってユニットバスを設置いたしました。

このたびの改修工事によりオーナー様も入居者のご家族も安心した生活を送られることと思われます。