暮らしのたより

住まい全般

建て替えか?リフォームか?

現在のお住まいが築20年を過ぎたあたりから、建物の傷みもあちこち増えて、そのまま放置しますと急速に寿命を縮めることになります。そして、遅かれ早かれ「建て替えか?リフォームか?」の二者択一を迫られる時期を迎えます。

しかし、一概にどちらが良いかとは言えないので、家の状態や将来の生活の仕方を見直してみることが一つのポイントとなります。ここで最初にしなければならないことは、今の家がはたしてどのような状態にあるかを十分把握し、基礎、土台、柱等の構造部分の劣化の程度により、この先何年程度もつものか、また、そのための改修の内容を専門家に依頼し調べてもらうことも必要になります。その結果を踏まえて、信頼のおける工事業者に、新築した場合とリフォームした場合の見積もりを依頼してその総額を把握しておくことが大切です。

リフォームの場合は、すべて壊してしまう建て替えと違い、使える部分はそのまま残し、その安くなった費用をこだわりの部分にまわして理想の空間をつくるという楽しみもあります。しかし、構造上重要な部分の劣化がひどく、地盤や基礎が沈下しているような場合には、長期的な面からも建て替えを選択することが求められます。